あさイチ

あさイチは家族が見ていたので見始めて、何年もほぼ毎日見ていた番組だった。

テレビの向こう側の人達は、仲がよさそうで、周りの人達みんなから好かれていていいなあなんて思ったこともあった。

たまにギスギスした雰囲気が出ることもあったけど、NHKの朝の番組らしさは保たれていました。

 

2017年の4月に番組の雰囲気と企画の傾向が変わったと思ったことがあった。

「人を怒らせた時に、気持ちを静めるにはどうしたらよいか」という放送では、わざとゲストに嫌がらせをたくさんして怒らせるようなドッキリをしかけていた。

それから、真珠かなにかの宝石の名産地の紹介の後、その時の女性キャスターの有働さんにプレゼントですってイヤリングか指輪のケースを渡したのに、中に入っていたのは宝石ではなく、なにかのガラクタだったっていうドッキリもしていた。あれ、女性に対する嫌がらせだよ。

イノッチに対しても、一視聴者から見ても嫌味に取れるナレーションがたびたび入るようになっていました。

 

民放で夜にやっているバラエティやお笑いが好きな20代の責任の無い立場の独身男性のセンスだなと思いました。もし既婚男性だったとしたら奥さんにモラハラしてそう。

私もバラエティとかお笑いは見ることあるけど、あれはドッキリをしかけられること自体が収入になるタイプのお笑いの人に対してやるから、まだ許されることなのだと思う。

お笑いの世界でも、今現在の彼や彼女より売れている人に対してはドッキリをしかけないし、もしも新人がしかけたとしたらその後は番組に呼ばれなくなったり、嫌われて仕事がしづらくなったりするみたいです。新人でも、偉い人の子供とかだと、横暴なこともできるみたいだけどね。

あと、ボケと突っ込みでも、先輩や年上の人に対しては突っ込みは入れないような慣習があるみたい。同世代で現在も知名度がある人が同席していた場合、つっこみ入れたり、フォローしたりして、若い人が年配の人を同世代や年下の知名度の低い人と同じノリでいじるのをやめさせようとしたりするみたいです…。

 

でも、有働さんとイノッチは特に嫌な顔もせず普通にしてたけど、番組の人間関係で疲れていたんじゃないかなって、毎日見ている一視聴者としては、思ったよ。(柳澤さんに対しての嫌がらせは特に感じませんでした。それから、NHKの元解説委員の方なので時々ニュースをわかりやすく解説してくださったので、知的好奇心の面でもおもしろかったです。)

 

公共放送の朝の番組で、民放の夜のバラエティ番組のノリは見たくないんです。地上波のテレビって家庭だけじゃなくて、公的機関や病院の待合室や、老人ホームや会社や銭湯の休憩室や、飲食店でもつけているところがあるから。公共的な施設でテレビをつけているところはたいていNHKの総合テレビか地上波キー局です。汚い言葉や人に対する嫌がらせを放送してほしくない。少なくとも朝6時から夜9時までは品位を保ってほしいと思う。

たぶん、多くの人が出入りする場所では、公序良俗に反するような、犯罪を助長するようなことは放送しないであろうという安心感と、地上波なのでテレビを流す場合にかかるお金が最小限で済むのでNHK総合テレビが選ばれているんだと思う。(個人的には、国会中継の野次は人の攻撃力を高めるイメージだとは思っているんだけどね…。)

 

今朝2018/4/18のあさイチでも、朝少しだけ見ていたんだけど、子供が母親をひどくけなす言葉を言っているところを放送していました。女性ホルモンの特集なのに、なぜわざわざそこを切り取る?NHKの朝8時の地上波の番組は、主婦だけじゃなくて、言葉を覚え始める年齢の子や、お年よりも見ているのに。ほかにいくらでも、穏便な映像があるだろうにね。今のあさイチのスタッフの中には、乱暴な言葉や人をけなすことが好きな人がいるんだろうな。

 

あさイチではスタッフロールが流れないし、番組情報にも出演者名しか出てこないのでそれがだれなのかはわからないんだけど…。時々あさイチで、ネットの情報は匿名で、情報源が不明瞭で、どんな人が書いているかわからないから、ネットの情報を調べるときには個人のブログなどは見ずに信頼のおける政府や公官庁のホームページなどを確認などと言っていましたが。あさイチだって、その特集を企画した裏方の責任者の人の名前がわからないではないですか。

 

NHKのスタッフは、メインの出演者として出ている人を除くと、基本的に同じ番組を担当するのは長くても4年みたいだから(そういうところは公務員的だなあ。)、2021年4月になったらまた番組の雰囲気は変わるのかな。