モーニングショー メタアナリシス

きょう(7/12)のモーニングショーの9時台は、体に良い食品の特集でした。(玉川徹氏取材)

 

「UCLA内科学」の津川友介助教授によれば、「世界中の研究で『これは体に良いだろう』とわかっているものは5つある」そうです。「魚」「野菜・果物」「精製されていない茶色い炭水化物(そば、雑穀類、全粒子など)」「ナッツ類」「オリーブオイル」で、複数の研究結果をまとめるメタアナリシスで導き出されたもの。

  

研究のピラミッドの図も紹介されていました。

ピラミッドの底辺が「医師や専門家による個人の経験談や科学的根拠に基づかない意見」で、最もエビデンス(科学的根拠)が弱く、信頼度が低い。

ピラミッドの下から2番目は「観察研究」で、数千人、数万人規模の人々から導き出された研究データ。

ピラミッドの下から3番目は「ランダム化比較試験」で、ランダムに選んだ数千人、数万人規模の人々に、例えば毎日野菜を食べるグループ、野菜を食べないグループ、毎日魚を食べるグループ、魚を食べないグループと分けた結果導き出されたもの。

ピラミッドの頂点は「メタアナリシス」で、複数の研究結果をまとめて導き出されたもので、最もエビデンスが強く、信頼度が高い。数十万人規模の人々から導きだされたもの。単独の研究データだと後に否定されることも珍しくありませんが、メタアナリシスならばそう簡単にひっくり返されることはないのだそうです。

 

勉強になるなあ。

 

ランダム化比較試験によるものか、メタアナリシスによるものなのかも気にかけてみようと思いました。