少女マンガだと思ったら納得/苦言につき閲覧注意 つっこみどころの多い歴史朝ドラ『あさが来た』

きょうの放送を見て。

あそこまで現実離れした行動が続くと、漫画っぽい。

かわいくて、気が強くて、行動力のある女の子が主人公の、幕末~明治時代が舞台の少女マンガ。

そうだとすると、細かいことを指摘することでもないかなと思えてきました(^_^;)

 

(2015/10/12追記)

 


 

 

世の中の諸悪の根源は、金融業界と武器商人だと思っています。

 

その二つの業界の中で世界で一番権力がある組織郡が、利益最優先で無く人道的だったら、戦争が少なくなって世界平和に繋がるんだろうなあって。

 

世界的に著名なアメリカの政治家やイギリスのミュージシャンで「政治には、別の意思が働いている。」「この世界を支配しているのは狂人だ。」といったことを語っている人もいます…。

 

今度の「朝ドラ」のテーマが金融業界とはね…。

 

『マッサン』の時も思ったけれど、日本で老若男女から見られる視聴率の高いテレビドラマによって政治経済的な思惑を刷り込ませる目的も入り込んでいるんだろうな。

「マッサン」の時は、日本人全体に対して、外国人受け入れに対して抵抗感を薄れさせることが目的だと思われました。

 

定期的に政治的な思想が入っていそうなものをやるなあ…。

 


 

それから、江戸時代はぜいたく禁止令があったから、庶民は日常的には派手な色柄の着物は身につけることができなかったのではないのか、と思ったのですが。

 

「江戸時代=粋(イキ)は本当か?」三木学 - shadowtimesβ

調べてみたら、「権力から遠い上方には奢侈禁止令もそこまで効力はなく、そこそこに派手だったということがわかってきているようだ」といことだったそうです。

 

江戸時代は奢侈禁止令という、ぜいたく禁止令が多発されたため、派手な色が禁止された。その結果、「地味」である茶色や灰色の微妙な差異の色が無数に生まれ、「四十八茶百鼠」と形容されるくらいだった、というのが日本の色彩史ではよく書かれていることだ。

 

また、派手な色を裏生地にして、表面からは見えなくすることも流行したとも言われている。それは粋の文化とつながる。

 

江戸時代は日本の中心は江戸だったからこそ、中央権力から遠い京都では町人の派手好みな文化がつくられていたんだなあ。 

 


 

主人公の女の子が華やかな色柄の振袖を着て、木登りをしたり、外で男の子と相撲をとっているところには違和感を覚えました。振袖って、帯で圧迫するし、重くて動きづらいものだから、着るだけでも動作がゆっくりになるものなのに。それに、8歳~10歳ぐらいの男の子でももう、振袖を着ている女の子と相撲をとるのを嫌がると思う。

(朝ドラ『カーネーション』の糸子も子どものころに男の子とけんかしていたエピソードがあったけれど、糸子の場合は男の子と同じような着物を着ていて、遠くから見たら男の子同士のけんかにも見えるぐらいだったし、姉妹ばかりのきょうだいの長女で、下町の男勝りな女の子だったし、美人設定ではなかったから違和感は覚えませんでした。『カーネーション』でもきれいな着物をいつも着ている女の子は、少し大人びた子でした。)

 

それに、周囲の大人はなぜ注意をしないのでしょう。高価な着物が汚れるのではないですか?

 

主人公の女の子達だけが、華やかな友禅染の晴れ着を普段着にしている。(逆に、子ども時代の彼女達はお正月等のハレの日はどんな着物を着ていたのか気になる。お正月は、さらに豪華な着物になるはずだから。)

子ども達が母親よりもよい着物を着ているのにも違和感。母親は、無地の着物を着ているので、バランスが悪い。母親が金糸の刺繍で飾られた着物ぐらい着ていないと、つり合いがとれない。

 

それから、いつも障子を開けっ放しなんだよね。

植木がたくさんある家だから、家の中に虫(蚊や蜂やコオロギ等)がたくさん入っちゃうだろうなあと思った。

特に夜。外は暗いのに、家の中に明かりをつけていて、障子や窓が開けっ放しだと。

 

現代だったら、外の景色が見えるようにしていても窓ガラスで遮断されるから、虫は入らないけどね。

 


 

きょう(9/30)は、主人公の女の子が、女子ども扱いされたことに対して、武士に対して抗議している場面がありました。

江戸時代は、女子ども扱いされることは当たり前のことで、男勝りの女子でも、内心不服に思うことがあったとしても、そのことに対しては不満は口に出さなかったと思う。

それに、武士と町人、男性と女の子という区分以前に大人と子どもだから。江戸時代の日本の子どもは、現代の日本の子どもよりも大人の言うことをよく聞いていたそうです。現代って子どもの立場と大人の立場が逆転しちゃっていて、子供の方がえらくなっちゃっているなと思うこともあります…。

 

また、許婚の男性が主人公の女の子の手を、自分の家族や主人公の女の子の家族がいる前でにぎるところにも違和感。日本(アジア)では伝統的に人の体に触れる文化が無いから。現代ではだんだん欧米化してきているけれど、現代でも一般常識がある日本人の若者の場合は、親や親戚の目の前では、好意があったとしても手にも触れないものだと思うんですが…。

 

『あさが来た』って、現代人がタイムスリップしたようなドラマだなあ。

(2015/9/30)