人物像と実像が激しく違う時

2014/12/19 投稿、2014/12/24 後半に加筆しました。

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芸能人も、遠くから憧れる対象として好きなのであって。見ているだけで癒されたり、作品や映像の中のイメージを受け取ったり、あれこれ妄想するのが楽しいという。でも、詳しくなるにつれ、もしも実際につきあったとしたら、あの手のタイプは大変なんだろうなあって思うこともある。

 

努力家でプライドが高い人だからかもしれないけれど、気難しそうなところもあるから…。距離がある、ファン(お客さん)の立場でいる時には、優しい部分しか見せていなくても。私の場合、もしも身近に接していたとしたら、悪気もなしに気に障るようなことをしてしまいそうだな…。大変そう。もしも彼氏だったらとか、夫だったらとか、憧れることはあるけれど。やっぱり、高収入なできる男系のイケメンは遠くから見て、癒されるぐらいの距離感がいいかな…。

(その手のタイプの人は、男を立てるような、自然な気遣いのできる、あなたについていきます系の女性で、ある程度恋愛経験がある人だったらうまく付き合えると思うけれど…。ひょっとしたら、努力したら、そんな役割を身に付けることができたかもしれないけれど。親が共働きで、収入が同じぐらいで、夫婦が対等な関係性がある家庭で育ったからか、あと、小さいころ英才教育を受けていたからか、なんかいまだに抵抗があるんだよね…。学生時代は対等な感じだったのにって。今現在の自分は働いていなくても…。)

 

芸能人の場合、収入が多くなったからといっても、将来のことを考えて堅実に暮らそうとしていると、なぜか人気が落ちてしまうっていうことがあるらしいんだけれど。

それも程度の問題もあって。「たぶん、宵越しの金は持たないタイプなんだろうなあ。結婚して、子供ができても、金銭感覚は独身時代のままなのかな…。」人気芸能人の場合は稼げるから、それでも成立するのかもしれないけれど…。

  

ハリウッドの女優でも、作品と実際の人物では、全くイメージが違うことがあるし…。清純派女優が実際は肉食系だったなんてよくあることだわ…。ハリウッドのイメージがだいぶ変わったこともあるし。子供のころは、作品しか見ていなかったけれど、伝記を読んだりするとね…。作品の中の彼女の方を先に好きになった場合は、「作品の中の彼女が好きなのであって、実際の彼女は別の人だ。」と思うようになる。

 

作品からその人が気になって、それから実際の人物も、作品内とはイメージが違っていても、また別の人として好きになる場合もあるけれど…。きっと彼(彼女)は、作品内の人物像の部分も持っている人なんだと思う。そうじゃなきゃ、印象に残るはずがない。

 

そうはいっても、作品内で、ずっとまじめな役しかやっていなかった人が、極悪人を演じてしまったら好きではなくなる場合もあるし…。

そもそも最初から、素行不良で反社会的な悪人イメージを出していたら、その人のことはそんなに好きにならなかったし…。

悪役を演じている俳優が、実際はそんなに悪い人ではないこともあるらしいし(よく考えてみたら、あたり前。)。

でも、芸能人でも、大体、いい家庭が築けそうなイメージが持てる人って、結婚したい芸能人ランキングでも上位に入ってくる人だよね。

 

一定レベルを超えたスキャンダルがあると、プライベートには興味が無くなってくる場合もあるし。表に出てきた人物像や作品が好きなのであって、本人のプライベートには興味ないのよっていう。別の人だと思っている。

 

芸能界自体、実は週刊誌に出るようなスキャンダルはそれほど特殊なケースでもない世界なんだろうなあ…。

でも、実際はそうでも、表には出てこなければイメージは悪くならないし…。だから表に出してほしくないっていうような感情もあるし。

 (恋人発覚くらいだったら、ちょっとショックでもイメージ悪くならないけれど。いや、その年頃の人だったら、いても当然だろうぐらいで。でも、印象のいい役しかやってこなかった人が浮気とか二股とかはだめだわ…。悪役ばかりやってきた人だったら、まあそうなんだろうなって思うけれど。)

  

某女性漫画家の場合は、病気(たしかガン)になった時に、周囲に対する恨みつらみの気持ちが5分ぐらい湧き上がってきたけれど、今まで自分が描いてきたキャラクターは、どんな境遇でも未来に希望を持っていたと思い直して、気持ちを前向きにするようにしたと語っていた。

自分が今まで発表した作品に責任を持っている人もいるんだなあ。(作品を作る人と、演じる人との違いなのかな。俳優の場合は、悪役でも変な役でも、役をもらえることの方が重要なこともあるだろうし…。いつも印象のいい役を演じることができる俳優は、限られているから。)こうやって考えると、映画やドラマは俳優や女優で見るんじゃなくて監督や脚本家で見て、音楽は歌手で聞くのではなくて作曲家と作詞家で聴く方がいいのかな…。