小学校のころ、隣の席の男の子が白人ハーフだったことがあった。(私も席が隣の時は、普通によく話をしていたこともあった。)

でも、なぜかその時、だれもその子のことを外国人だと思っていなかった。なじんでいた。名前も、名字も、日本人だったし。その子、ベースが日本語だったし。

でも、あるあだ名はついていたなあ。(私は、そのあだ名は言ったことはない。)

金髪で、ハーフの顔をしていたのに、みんななぜか、その男の子のことは日本人だと思っていた。外国語を話しているのも聞いたことなかったし、というか外国語を話せたんだろうか、彼…。

 

別に白人ハーフだからといって、もてていたわけでもない。昭和の地方都市の小学生だったからかなあ…。でも、その子が私のこと好きだったって後で聞いて、ちょっとうれしかったなあ。それまで人からそんなふうに言われたことなかったので。(そんなふうに言われるのを嫌がる女の子もいるのかもしれないけれど。)私は、まだ小学生だったし、恋愛感情は無かったんだけど、話しやすかった。

(あと、当時は学校で笑顔が出ていた時期だったのと、母が選んでいたからピンク色の服が多かった時期だったのもあるのかな…。当時の写真見ると、髪は段の入ったボブで、服装はピンクの無地でレース飾りのついたふわっとしたブラウスだったり、白のブラウスにピンクのチェックのフレアスカートだったり、少女らしくて結構かわいい。でも、当時の自分としては、「かわい過ぎる。もう少し地味なのがいい。」と思っていた。ちなみに、自分で選ぶようになってからはピンク色の服はほとんど買っていない。)

なぜか、日本人だけど、突然変異で金髪になっていたと思っていた同級生もいたみたい。

実際には、お母さんが外国の人だったみたい。お母さんは黒髪だったらしいけれど。(私は会ったことがない。)