茶髪が似合う服、黒髪が似合う服

現代日本のファッション雑誌やアパレルメーカーは欧米から影響を受けているから、茶髪や金髪の人が一番似合う色合いのコーデになっていることが多いなあって思ったことがある。

茶系の洋服やかばんには茶髪や金髪がなじむし、黒やグレー等、全体が暗い色合いの服装の時でも明るい髪色がアクセントになって少し明るい印象になる。黒髪で明るい色のヘアアクセサリーや帽子を着用していなくて、全身暗い色合いだと、茶髪や金髪の人と比べると暗い印象になってしまう…。だから、日本人で茶髪に染める人も多いんだろうな。

色彩心理学

 

特にキャメル等、明るい茶色の面積が多いと茶髪の方がしっくりくる。ちなみに色彩心理学では茶色は、

ポジティブイメージ(一例): 温和、安定、伝統、堅実

ネガティブイメージ(一例): 地味、頑固、退屈

茶色のイメージ効果と意味より)

となっているそうです。個人的にも、茶系は優しげな柔らかな印象を与えることもあれば、年老いた印象を与えることもあるなあと思ったことがあります。

 

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分かりやすいようにライトブラウンコーデにしてみたけど、黒髪の場合はシニヨンやショートカットにして黒の面積を少なくしたり、ジャケットを紺色かダークブラウンにしたり、小物類(靴やバッグやストール)を黒髪と合う色にするとバランスがよくなるみたい。

顔周りやボトムスに白、グレー、紺、ダークブラウン等の黒髪に似合う色が入ると、黒髪でも茶系の洋服が合うみたい。

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逆に、グレーは同色系の黒髪の方が似合うみたい。その他に黒髪が似合う色は紺色や、緑色、藤色や、赤や、きれいな色や、何色でも合う白になるのかな。

 

色彩心理学では、

色のイメージ一覧
白:ホワイト☆光とピュアさが人気
黒:ブラック☆全てを包み込む
灰:グレー☆誰とでも仲良し
赤:レッド☆燃える紅
青:ブルー☆空色から紺碧
緑:グリーン☆植物の色
黄:イエロー☆元気が一番
橙:オレンジ☆ビタミンカラー
桃:ピンク☆アイドル的
紫:パープル☆高貴なイメージ
茶:ブラウン☆自然と嗜好品を思う
金:ゴールド☆ゴージャスカラー
銀:シルバー☆上品でスタイリッシュ

色カラー | 色の組み合わせ・配色デザイン講座より

 

黒のポジティブイメージ 威厳、風格、重厚感など、

黒のネガティブイメージ 威圧感など

グレーのポジティブイメージ 上品、控えめ、協調性、穏やかさなど

グレーのネガティブイメージ 消極的

(参考『人の心は思いのまま!マンガ心理学入門』宝島社)

 

とされているそうです。 

暖色系や、寒色系でもパステルカラー等の明るい色の服を着ている人がいると、場所の雰囲気が明るくなるなあと思ったことがあります。

日本の大都市と地方都市の違いに、大都市はカラフルな色を着ている人が多くて、地方都市では沈んだ色を着ている人が多いことがあります。大都市のおしゃれな町を出発して地元の駅に降り立った時に、空間が全体的に色味が地味だなって思ったことがある。地方都市でも春先はパステルカラーを着ている女の人も見かけるんだけどね。

 

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ちなみに、ここではグレーとブラウンを取り上げていますが、女性が着るアースカラーは男受けが悪くなりやすいと言われています。アースカラーでもシルエットや小物で女性らしく見える場合もありますが、パステルカラーやスモーキーピンク等の明るい色の方がそれほど気を遣わなくても女性らしい服装になるように思います。

私は、目立ちたくない時や、地味な服装の方がよいのかなと思った時は暗い色や彩度や明度の低い寒色系や中間色のナチュラルカラーやモノトーンを着て(周囲が明るい色の場合は暗い色だと逆に目立ってしまうけれど…。)、気持ちを明るく持ちたい時や、少し華やかな服装の方がよいのかなと思った時などは明るい色や彩度や明度の高い色や暖色系やパステルカラーやビタミンカラー等を着るようにしています。

 

グレーは服装のイメージによっては上品に見えたりもする色ですが…。グレー一色だと老けて見えたり、疲れて見えることがあります。

お年寄りがよく着ている色だから、そのイメージがあって老けて見えるんだと思う。

逆に、黒は日本のお年寄りは喪の色だとして普段は着ないことが多く、子どももあまり着ない色なので、日本ではファッションに興味がある青年~中年の着る服のイメージがついているんだと思う。黒以外の色が入っていれば、喪服の印象からも離れるし。

あと、シンプルな洋服はいろいろな世代が着ることがあるから…。

白はだれにでも似合う色でもあるし、ルックスのよい人が着るとより一層さわやかに魅力的に見える色でもあります。かっこいい人が着ると、ラウンドネックの無地の白シャツを腕まくりして着ていてもかっこいい。肌質や体型のかっこよさが見えるから。

各世代から受ける印象

 

でも、個人的に襟無しの無地の白のTシャツやランニング(タンクトップ)におじいちゃんがよく着ているグンゼの肌着のイメージを持っているので、かっこよく見えないことがある…。高齢者の場合は首回りが楽だからボタンを一番上まで留めないという場合もあるのですが、腕まくりや開襟はしないで、普通にきちんと着た方が健康的な人に見えます。肌の露出度が高いと普通にお年寄りに見えるし…。(グンゼ自体は低価格なのに綿や縫製がしっかりしている品質のよい肌着メーカーだと思う。)白いTシャツでもワンポイントが入っていたり、着こなし方がお年寄りと少し違っていたり、30代後半~40代でも心身ともに健康的で年相応に若く見える人が着るとまたイメージが変わるんだけどね。たとえば、20代のスタイルのいい人が崩して着ているとかっこよく見えるのに、60代70代の人が崩して着ているとだらしなく見えやすいというか、おふろ上がりにビール飲みながらくつろいでいるお父さん(おじいちゃん)みたいな感じになるの。

(これがファッションの残酷なところでもある…。ルックスや年齢だけでなく、雰囲気や言動や立ち居振る舞いも含めて、服装にも着ている人のイメージがつく。)

最近は若者も、一昔前は高齢者(おじいちゃん、おばあちゃん)向けの衣服の色だったような、地味な色も着るようになったけれど…。

 

 

10代や、20代~30代前半(個人差もあるけど…。)の若者だったら、それほど気を遣わなくても存在自体の若さの生命力と清潔感のかわいさやかっこよさがある。

(若者で超絶美男美女だったら、中身がどんな人であろうと、外見だけでも価値があると思うこともある。現代でも表向きは言われなくても、実際は影響を受けている人も多いと思う。秩序が乱れたり、その人が年を取った時にダメになってしまうこともあるんだけど。ただし、不思議なことに、一般的に美形だとされる外見でも、嫌な思いをすることが多いと美形に思えなくなってくるんだよね。客観的に見ると同じ系統の顔でも、性格のいい人だと魅力的に見えるのにね。)

グレーやブラウンを着ていても60代には見えないけれど…。

遠目やぱっと見た印象では10歳~20歳ぐらい年長に見えたり、顔の表情によっては疲れて見えることはあります。人の美しさは表情美と美しい姿勢からとネットで読んだことがあります。同じ人でも外見自体は変わっていないのに、よく見ると顔立ちは整っている人でも、顔の表情によってものすごくかわいく見えたり、同一人物と思えないほどかわいく見えなくなる時があります…。たった数ヶ月のうちに何かつらいことか、心境の変化があったのかな、と思われることも…。精神的なものからくるものも多いんだろうな…。

あと、10代後半~20代で30代後半以降になっても着られる服ばかり着ていたとしたら、もったいない。落ち着いたデザインの服を着たい時期もあるものだけれど。個人的には、30代後半ぐらいから、レースやフリルがたくさんついている、ゴスロリ系のテイストが入った服はもう似合わなくなったな…と思う(たまに着ることもあった。)。体型や顔立ちが少し変わったのもあって、同じ服装をしていても雰囲気が違うというか。少女向けの洋服なんだよね…。カントリー系のかわいらしい感じだったり、甘めでもきれいめシンプルだったら大人の女性でも似合うみたい。腕・足・デコルテのどこか一箇所の露出があったり(スカート丈をロング丈→膝丈にしたり)、またはどこか一ヶ所はボディにフィットするデザイン(ウエストや上半身等)だと、若い女性向けの服装の雰囲気が出てくるんだけど(逆に、若い女性が露出が少なく、生地がしっかりしていて全体的にゆったりした洋服を着ていると、中高年女性の雰囲気になりやすい)。大人の女性の場合は、甘さ控えめだったり、レースがついていてもエレガントに見えるような洋服や、露出控えめなもの、生地のしっかりしているものが肌質や体型のカバーにもなるし、似合うのかな。でも、いくつになっても、好きなものを着ている人もいて、それはそれで自分の好きな道を行くところが素敵だなと思う。

 

30代後半~40代や、50代~60代前半の人の場合。(健康状態やスタイルなどによって個人差もあるけど。10歳ぐらい若く見える人もいるし。)おばさん(おじさん)になってもかっこいい人、きれいな人の場合は、10代20代の人とはジャンルが違うなと思う。ベースは変わっていなくても、音域が同じ場合でも、よく聞くと声も少年(少女)の声、若者の声から大人の男性(女性)の声に変わるし。もう中高年以上となると、外見だけじゃなくて、内面とかステータスがかっこいいとかっこいいと思ったりする。

シンプルな服装をスタイルの良い美男や美女が着ていると自然にかっこよく見える場合もあるのですが、ミドルエイジは一番メイクやファッションの効果が高い年代だと言われます。(光の加減や服装によっては、場合によっては40歳ぐらいでもお化粧している高校生と見分けがつかない場合もあるし…。逆に言うと、女子高生が制服でフルメイクをしていると、20代前半の女性が制服のコスプレしているように見える時もある…。メイクすると若い人は大人っぽく見えて、大人は若く見えるようになるのかな。)

清潔感があって雰囲気(優しそう、かわいい、愛嬌がある、気品がある、さわやか、元気、楽しそう、かっこいい、色気があるなど。)がよかったり言動(口を開けば四六時中人の悪口や嫌味ねたみ嫉みばかり言わない、気持ちを理解する、同じことを話すのでも肯定的な言動が多いなど。)や立ち居振る舞いに余裕があったり、その人がいると場所の雰囲気がよくなるような感じ(会話が楽しいとか、その時の会話の中心の人がのって話せるとか、雰囲気や流れがよいとか、嫌な思いをしている人がだれもいないとか。)、その人の身近な人やペットが幸せそうだったり、きれいだったり、かわいかったりすると(配偶者または恋人や子どもやペットを幸せにできる人だということで。)、本人もかっこよく見えたり、素敵に見えるんだけれど。

(そういえば、小学生のころに担任の男の先生がちょっとかっこいいと、子どもながらに内心思ったこともある。雰囲気なのかな。当時、たぶん30代後半から40歳ぐらいで、既婚者で子どももいたみたい。同世代のうちのお父さんは七三分けなのに、髪型が若者らしかったのもあるかな。服装は、クラスでよく大縄跳びとかドッヂボールとかをしてくれていた小学校の先生だったので、動きやすい服装だったと思う。学校に大きなバイクで通勤してくる先生だった。そのほかも、中学生のころに、塾の先生(どうやら、そこの塾長でもあったみたい。そういえば、なんとなく貫禄もあったわ…。)を子どもながらに好きになったこともある。顔もあんまり覚えていないんだけど、外見だけでは中学生のころの私が恋愛感情が混じった気持ちで好きになることはなかっただろうなって思う。当時は純粋だったから、少し優しい言葉をかけてもらえると、男女問わずすぐに人を好きになっていたんだけど。生徒(子ども)の可能性を信じている人で、肯定的な言葉をかけてくれる人だったんだよね。後で、新しく入った生徒にはだれにでも優しい言葉をかけてくれる人で、妻子持ちだとわかったんだけど。一回り以上年上の人を好きになる時って性格や言動や雰囲気からだよなあ。健康的で清潔感があったらそれほど外見の重要度は強くないというか。これが同世代や年下だったり、個人差もあるけれど10代後半~30代前半だと一目で外見に引きつけられることもあるんだけどね。)

 

グレーやブラウンを着ていると、健康的で体調もよさそうでも、ぱっと見で60代ぐらいに見えてしまうことがある。

これはどんな年代でも言えることでもあるんだけれど、おしゃれできれいな人だったとしても言動等が汚なかったり、強いストレスを与えられるような存在だと、客観的に見たらかっこいい部類、または美人の部類の人のはずなのに外見もよく見えなくなってくるの。それから、これも残酷なことでもあるんだけれど、一般的には、少なくとも第一印象の時点では、若いころだったり、外見がよかったりするとなんとなく気持ち的に許される(許せる)範囲も広くなりやすいので…。気持ち的に許せる(許される)範囲が広くなるのは、内面がいい人か、外見がいい人か、自分にとって利益になる人か(お金も愛情表現の一つのため。)になる。(そのため、年齢を重ねると性格がより大事になってくるなと思う…。最低限、身近な人達に強いストレスを与えないような性格でいたいなと思う…。近くにいて離れられない立場にいる場合には、言葉をまともに受けて考え込んでしまうよりも、話し相手になってあげるぐらいの気持ちで、こちらはいつもゆったりとした気持ちで、なるべく肯定してあげて、かといって悪口の場合は乗らないように、相槌ぐらいにした方がうまくいくみたいです。)外見、特に髪には十分に気を遣わないと対人関係が悪くなりやすいという話は本で読んだことがあります。眉の描き方で印象が変わる(明るい印象になったり、優しそうに見えたりこともあるらしい。どんな年代でもその場所場所の風土や雰囲気やノリや空気感、自分が求められている役柄を読むことは人とうまくやっていくためには重要なんだけれど、中高年になるとさらに人柄やコミュニケーション能力等が重要になってくる場合もある…。

 

60代後半以降だと、グレーやブラウンを着ていると普通に年相応に見えたりする。

さらに見た目の雰囲気が変わる年代となると、80代後半や100歳ぐらいの区切りもあるんだけれど…。

高齢の方でも、清潔感があって年相応に素敵に見えるとよいなと思います。 

 

ちなみに、東洋医学では、女性は7歳ごとに年を取り、男性は8歳ごとに年を取ると言われています。

(あと、厳密に言うと、同世代って3歳差までなのかなあ。幼稚園時代や中高生時代が同時期。)

テレビ視聴率の場合は「F1=女性(Female)20~34 歳、F2=女性35~49歳、F3=女性50歳以上をさす。」そうです。広い意味で同じ年齢層に分類されるのは、15歳ごとになるんだね。

WHOと日本肥満学界の資料を元に作成されたタニタ体脂肪率平均表の区分では、18~39歳、40~59歳、60歳以上となっています。20歳区切り。

英語の場合は、「高齢者((米国では通常65歳以上の退職者または年金生活者を指すがsenior-seniorと共に使う場合のseniorは55〜74歳・senior-seniorは75歳以上の高齢者を指す」とのことです。20歳区切り。seniorの意味 - 英和辞典 Weblio辞書

 

30代~50代の場合は、グレーやベージュでもシルエットが細身でスタイルがよく見えたり、差し色が入っていたり、柄物のグレーだったり、襟元が広く開いていたり、七部そでや半そでだったり(保温力は低下するので、比較的気温が穏やかな時期の場合)すると、若々しい印象になるのかもしれません…。 

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映画で見るファッション

 

また、欧米では金髪は青系が似合って、茶髪は赤系が似合うとされているみたい。そういえば、『不思議の国のアリス』も『シンデレラ』も金髪に水色のドレスだものね。

欧米では瞳の色に合わせてカラーコーディネートをする文化があって、金髪の場合は瞳が青い人が多いから、髪の色というより瞳の色に合わせて青系のドレスになっているのかなあ。それで、茶髪の場合は瞳も茶系の人が多くて、茶色が赤系だから、赤系のドレスになっているのかなあ。でも、『美女と野獣』と『ターザン』のヒロインは、茶髪に黄色のドレスだったなあ。

(黒髪の場合は何色が似合うと言われているんだろう…。日本人が参考にしやすそうな色白で黒髪の女の子が出てくる欧米の映画を参考にしてみると…。ディズニーだと、『白雪姫』は青のトップスに黄色のスカートで、『アラジン』のヒロインも青系だったなあ。フランス映画の『アメリ』では、赤のVネックのカットソーや、黒字に白の水玉模様のブラウスに深緑のカーディガンだったなあ。)

 

着物だと、何色を着ていても、黒髪でなじむなあって思うけれど…。

着物の色合いを現代の洋服に取り入れると、派手になりがちだしなあ…。

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メイク 

ヘアメイクが古かったり、似合っていないと全体的な印象も変わるみたいです…。

個人的に日本人で黒髪で赤い口紅だと、レトロな印象というか、昭和のおばさまの印象が強いです。でも、最近また流行っているみたい。10代20代の子だと新しく見えるのかなあ…。物持ちのいいおばちゃんが若いころに持っていた口紅をつけているケースもあると思う。

また、発色のよい口紅だと華やかになるんだけれど、派手な印象を持つ人もいるみたいです…。それほど赤みが強くなくても、ピンク系だと口紅だけでも顔色がよく見えるんだけどね。(食後や、気温が暖かい時期だとノーメイクでも血色がよくなりやすいんだけど…。)今は柔らかい雰囲気になるほんのり発色する口紅を選ぼうかなと思っています。また、淡い色の口紅だと輪郭がわかりにくいので、少しならはみ出して描いてしまっても目立ちにくいという点も長所だと思う。アイメイクも口紅も薄い場合は、ナチュラル系メイクになるのかな。 

参考リンク 

を見ると、日本人はイエローベースの人が多いので、黄色味をおびている色が似合う人が多いそうです。優しい色味の赤、紺色、ラベンダー、黄緑、カーキ色、ベージュ、ベージュ系オレンジ、サーモンピンク等。

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