『カメレオンの呪文』と美人論 ネタバレあり

ファンタジー小説です。

魔法の国では、国民はだれもが、一つ、自分だけの魔法を持っていた。

魔法の力を持たない者は、その国を追放されてしまう。

という設定。

 

その中に出てくる登場人物で、魔法の力で定期的に姿が変わる女性が登場する。

(名前忘れちゃったので、カメレオンと呼ぶことにする。)

 

一番美しい時期は一番頭が悪く、外見が普通の時期は頭のよさも普通で、一番醜い時期は一番頭がよい。

 

そういえば、欧米では美人(金髪、巨乳)は頭が悪い(dumb blonde, blonde joke)、性格が悪い(bitch)、貞操観念が低い(easy)という社会通念もあるみたい。なにかと優遇されやすくなるからなのかなあ…。

 

トロフィーワイフタイプの女性は、外見と癒し重視だからかな。自分の意見を持っていない人の方がかわいいっていう人もいるみたいだし…。肯定される感じがあるのかも。

 

あと、仕事をするタイプの女性でも、生き生きとした生命力があったり、愛嬌のある美人で上司からかわいがられる人って、実力以上に高く評価されやすいから、なのかな。(人柄や外見は、仕事でも重要な要素の一つではあるけれど…。)

基礎的なことも(まだ)できていないのに、なぜか評価が高い場合もあるから…。

 

でも、最近は、才色兼備な人も結構いると思う。

例・某大学の女子学生とか、某大企業の正社員の女性とか。(派遣で某大企業に派遣で行った時に、若くて美人で高学歴で優しくて人望もある正社員の女の子がいて、その人は何も悪くないんだけど、実はちょっと嫌になったことがある…。)

 

主人公の男性は、カメレオンの女性のことは、外見が普通で頭のよさが普通の時が一番好きだと書かれていた。私も、男だったらそうかなあ。

 

優しそうな美人って次々と人が寄ってくるから、人を選別しないと自分や親しい人との世界を持てない場合がある。自分が外されたことがないから、平気で人を除け者にできるところもある。

 

その時は、全員で話をしたり、打ち解けたりしてもいいはずの場所でさえ、そんなふうにしてしまうことがあるから。(いつも自分はそんなふうにしていたのに、自分がたまに外されると、いじわるな人達だと言う…。無自覚なんだろう…。)

 

元々の顔立ちは整っていたはずなのに、元々は優しそうだったのに、いじわるそうな顔つきをしていて、(悪口を言っている時に)話し声もいじわるそうだなって思ったことはある。

 

そういうタイプの美人もいるから…。