『夢占い大事典』不二龍彦

こんな夢を見た。

翼を広げると幅が直径10メートルはあろうかという、巨大な真っ黒い鳥が、家に向かって遠くから飛んでくる。

私は家の外で、当時かわいがっていた犬を抱いている。

その巨大な鳥は、うちの犬を狙っている。

私は愛犬を守ろうとかばって抱いている。


そんな夢。なんとなく不安な気持ち。

見た直後は嫌な夢を見たなって思っただけだったけど、後からあれは予知夢だったんだとわかった。

それからしばらくして、愛犬が重い病気にかかって、亡くなった。

あとから考えてみると、犬にストレスを与えてしまっていたんだと思う。
私は当時、資格取得のための勉強と仕事が忙しくて、あまり遊んだり運動をさせたりしてやれなかったから……。

他にもストレスを与えてしまった原因が思いあたることもある。犬が私に命令するみたいにワンワン吠えて遊びを要求したから、私はその子のことを憎たらしく思ってしまったので……。ごめんよ。私は毎日仕事で忙しいのにって。犬が小さいころは、私は無職だったから、毎日よく遊んであげていた。


『夢占い大事典』不二龍彦(この本は項目が多いのでお薦め。)にたしか、

黒い鳥→凶夢
飼い犬を抱いている夢→飼い犬が助けを求めている
と載っていた。

まだ若くてきれいな犬だったから、まさか病気になっているとは思わなくて。

かわいそうなことをしてしまった……。