外食の時

よく、年下や後輩と一緒に喫茶店に行ったり、飲みにいった時にはおごる慣例があると言われているけれど…。

 

そうでもない場所もある。

 

平日の昼間に活動している習い事やボランティア等の主婦の多いグループって、余裕があったとしても年下におごる習慣がないみたい…。(余裕があったら、それだけ行く場所をランクアップさせたりする感じだったなあ。いや、別にいいんだけど。)

あと、海外旅行へ行ったという話は聞いたことがあるけれど、おみやげはなかったりしたし…。別にいいんだけど。定年退職するまでフルタイムでずっと働いていたという女性は、おみやげ買ってきてくれたなあ。(お土産って、お菓子でもいいと思う…。働いていた時は、そんなに話をしたことがない人からもおみやげをもらったことがあったなあ。でも、職場の人で旅行へ行ったという話は聞いたことがあるけれど、お土産もらわなかったこともあったなあ。)

 

20代のころ、主婦が多い、平日の昼間に活動するボランティアをしたことがあった。15歳~40歳ぐらい年上の女性達だったけど、外食に誘っていただく機会があった時もいつも割り勘だった。それはそれで、別にいいんだけどね。専業主婦やパート主婦の多いコミュニティだと、そうなんだろう…。ある意味、対等な感じになるっていうことだし。ボランティア活動をする人達って基本的に性格が穏やかなタイプの人が多いんだけれど。でも、同期の年上の女性からもふだんは年下扱いされているという。まあ、実際、ずっと年下だったし、別にいいんだけど。(年下扱いされていたのに、おばさんと言ったら傷ついたみたいだったので、それ以来おばさんと言う言葉は使わないようにしている。)唯一、そのボランティアを辞める時のお別れ会の時の食事は、みなさんでおごってくれたなあ。 

 

あと、うちの親戚のおばさんも、私が小さいころからよくうちに来ていたけれど、ふだんは別にお小遣いもらったことなかったし。何年かに一度、大きな節目の時にはお祝いのプレゼントをいただいたことはあったけれど…。(高価なものではなくても、やりくりして選んでくれたんだなと思うと、気持ちがうれしい。)主婦の場合は、嫁ぎ先の義理の親にどんなにつくしていたとしても、御主人が高収入な人だったとしても、自分のお給料は入らないから、しかたないのかな…。

 

逆に、長時間働いている女性達の間では、年下の女の子にはおごるという慣例があるみたい。何度か、5歳~10歳ぐらい年上の、先輩の年上の女性や、年上で後輩の女性に誘われて、仕事終わりに喫茶店に寄ったり、飲みにいったりしたこともあったんだけれど。2人で行った時、割り勘の時もあったけど、少し多めに出してくれたり、おごってくれた時もあった。お給料変わらないと思われるのに。好意をもらったような感じがして、気持ちがうれしかったなあ…。

 

あと、バブル世代の男性で、女性が少ない職場の場合は、一緒に飲みにいった時に、女性からは出してもらわないという慣例もあるみたい。割り勘にしようとしても、女の子には出してもらったことがないからって断られてしまったこともあった…。(職場の人との飲み会だったんだけれど、父からは、その時だけじゃなくて、翌日もお礼を言うんだよ、って言われた。)結局、そのグループで飲みに行った時は、私は、お別れ会の時だけおごることになったなあ。

バブル世代の女性で、親しくしてくれた人が、話してくれたことがあったんだけれど。ふだん節約してでも、男にはおごってほしいと。 (私は当時は、まだ子どものころの感性を持っていたから、それも男の人がかわいそうだと内心思ったんだけれど。でも、バブル世代のマナーとルールもあって、男気や気持ちとかの問題なんだろうな。大事な人にはお金をかけるものという。女性でも、ふだんは節約しても、親しい人とのつきあいを優先すべきなのかなとも、最近は思うようになったし…。)

 

でも、同世代の男性の場合は、毎回高価なものをおごってもらっていると、好感度が下がっていくような気がしたなあ…。(めずらしいものを選んでいたら結果的に高価なものばかり注文していたことがあった。かといって、以前居酒屋でものめずらしさからホッピー頼んだら、同僚の女性から笑われちゃったことあったし。アルコールは定番の物が、ビールが一番だと思う。)あと、やっぱり、おごってもらう場合には、立てないとだめなんだと思う。なんとなく、収入差が大きくて、おごってもらっていたり、経済的に頼ることになると、だんだん昔の女性みたいになっていく感じもあったなあ。割り勘でないと、対等にはなれないんだろうなあって思ったこともある…。

 

親と行動していると、いまだに親に全部おごってもらうのがあたりまえになっちゃっているけれど…。本当は、親と一緒に食事へ行った時に、おごれたらよかったなあと思うこともある…。