暴力や犯罪を誘発する映像やゲームや音楽や小説ってある。
ほとんどの人は同じ物を見ても(聞いても)暴力行為は起こさないけど、10人に1人ぐらいは影響をうけて暴力的になるように感じます。
こんなふうに思うのは、私も行動までには移らなくても、影響を受けやすい方だからです。
ここ数年、破壊や殺人など犯罪が絡む無料のスマホゲームが流行り始めてから、日本の街中で器物破損が増えました。
犯罪を誘発するものもマイナーなものとして存在してもいいけど、見るためのハードルが高くなくちゃいけないと、思う。テレビの地上波では放送されないとか、スマホで無料で長時間できるゲームではなくて、ゲーム専用機を購入して1万円近くするゲームソフト買わないとできなかったり、定額のネットストリーミングで無料対象外だったり、リアル店舗ではどこのお店にも置いてある状態ではなくて、大きなお店に行って探さないと見つからないぐらいの普及度だったり。
映像や音楽やゲームが犯罪を誘発するという意見に反発があるのは、映画やドラマや音楽やゲームって大きな広告主だからだと思う…。
以上のことを認識するようになってから、私は暴力や犯罪を誘発するような映画やドラマのレビューは、ネットに書かないようにしています。
正統派のものは、いい子過ぎるとか、現実はこんなにうまくいかないよ、と思っていたこともあったけど。(でも、案外現実にも、「事実は小説より奇なり」っていうこともあるんだよね。)
例えば、大衆向けの娯楽って、江戸時代の落語みたいに、庶民に立ち居振る舞い方をおもしろくわかりやすく伝える面もある。
アメリカの公共交通機関で、たしかバスだったかな、クラシックを流すようにしたら犯罪が減ったっていうネットニュースも見たことがある。
空想の世界に現実が引き寄せられる面ってあるから、なるべく平和なものを探すようにします。