世界的ベストセラー『女盗賊プーラン』の中のあるエピソード


『女盗賊プーラン』っていう、インドの女性の自伝を読んだことがある。
あの本を読むと、女性蔑視と治安の悪さの面で、今の21世紀の現代と、数十年前とでインドは変わっていない。
プーランは元盗賊で、後に政治家になった人。すでに亡くなっているけれど…。

 

その本の中で、盗賊頭であった時に警官達に包囲された時のことが記されていた。
隠れていた時に、「そこにとどまっていなさい。」という声が突然、聞こえたそう。(女神の声だと、彼女は思ったらしい。)
それで、仲間達とずっと隠れていたら、警官達が離れていって助かった。そんなこともあったそう。

 

事実は小説よりも奇なり。
この本は自伝なのでソースとして使いました。

 

でも、これでも西洋医学精神科医が読んだら、幻聴なので統合失調症だったんだって言って、脳の異常によるものとか、精神の不安からくるものだとか言って、病気扱いするんだろうなあ。

私は逆に、西洋医学自体がまだ十分に発達していなくて、幻覚のことを正確に解明できていないだけなんだろうと推測している。

21世紀の精神医学では幻覚は脳の異常によるものとされる未熟な時代だったと紹介される時代もいつか来るんだろうなあ。

私がもし、精神科の研究者だったら幻覚の原因を、現代医学の常識を翻すつもりで研究するけれど……。