実は、親戚づきあいが10代のころに嫌になって、何年も会わなかった親戚の人達がいる。

でも、そうなると、人間関係に問題が生じてくる、やっぱり。

いまだに顔を合わせるとぎこちない。(ごくごく基本的なあいさつだけはするけれど、それ以上の会話が出てこないような。あまりにも雰囲気が悪いので、逆に気を遣ってくれる人もいる……。いい人だなって思う…。)

家族や親戚って完全に切るわけにはいかないから。どんなに気が合わなくても。

一時、すごくバカにされたなって思ったことがあって、(全国的に見ても偏差値のすごく高い学校に行った人がいて、私も同じ時に進学したのにそれほど祝福してもらえなかったことがあった。)存在を軽く見られているなって、それで、小さいころを除いては、もともと親戚と会うことは好きではなかったけど、なんで親戚づきあいってしなきゃいけないんだろうって10代半ばころから思うようになって、もう付き合わなくてもいいやって思ったんだけれど、どうしても、顔を合わせなきゃいけない場面は出てくるから…。しかも、そういう時って冠婚葬祭で、いろいろな人がたくさん集まる時なんだよね…。そんな時にぴりぴりした空気が漂っているのも、いたたまれないものがある…。

 

実家に住んでいるのに、理由をつけて会わないっていうだけでも。

2年に一度ぐらいは、お正月だけでも、顔を出しておけばよかったかなって思う。

数年に一度だったら耐えられるから。

(遠い場所に住んでいる人の場合、そんなふうにして、良好な関係を保っているお嫁さんもいるし。)

でも、近くに住んでいる人の場合は、一年に一度、お正月だけは会った方がいいのかな…。子供の立場の場合は、何年も会わなくてもよかったのかな…。ほんとうに口数が少なくなってきて。お正月に20~30分ぐらい、食事も無しで、型通りのあいさつをして終わりぐらいだったら、まだ、毎年でも耐えられたかも。

 

それか、なにか、お正月や休日にも勤務があるような仕事に就いていたら、自然に会わずに済んでいたんだろうな。(医療系、飲食系、旅行系の仕事だと、お正月も仕事があるって聞いたことがあるし。そういえば、デパートもお正月から開いているし。)

 

一番自然に離れるには、距離を置くことだった。

 

飛行機と電車を乗り継いで行く場所に、大学時代から現在に至るまで住んでいる姉は、あまり親戚づきあいをしなくて済んでいるから…。(姉の方がコミュニケーション能力はずっと高いのに…。)

 

私も、そんな場所に行くべきだったんだろうな。親戚と自然に離れたかったのなら。

経済力の問題も出てくるから。ひょっとしたら、行きたいって言ったら行かせてくれたのかもしれないけど。私の場合は、家から遠く離れた大学へ進学するほどには、優秀でもなかったし…。もしもどこかに通ったとしても、新幹線通学になったとしても、家から通える範囲のどこかの大学か短大になっていたんだろうなあ…。(父もおばさん達も大学や短大は家から通っていたらしいし。子供を1人暮らしさせるよりも、新幹線で通った方がかかる費用が安く済むから。)