明治時代の嫁入り前の行儀見習い

昔は、いいとこのお嬢さんでも嫁入り前に御奉公に行くことがあったと聞いたことがある。

(実家からそのまま嫁ぐケースもあったとも聞いたことがある。)

 

家事とか礼儀作法を仕事で覚えたんだな。それなら、専業主婦として嫁ぎ先で困らないよなあ。

仕事で何年もやったことなら、てきぱきできるようになるものだし。

 

仕事でやっていたことって、プライベートでも自然にやっているものだし。

事務系の仕事とかの場合は、仕事で覚えたことは家庭でそんなに流用できないからね。

敬語がぱっと出てくるとか、そういう面ではいいのかもしれないけど……。

 

今の時代の場合は、住み込みじゃないけど、家事に見習いができるのは飲食系の仕事にあたるのかな。

某芸能人の奥さんは、手料理がつくれるようになりたくて、食品系のアルバイトをしていたらしい。

あと、某男性芸能人が、昔喫茶店でアルバイトをしていたから、喫茶店のメニューだけはつくれるって語っていたこともあった。

 

商家や上層農家の娘などが、本家や豪商のもとへ数年間奉公に出る際に、上女中として仕える習わし(行儀見習い)があり、結婚 前の女性に対する礼儀作法 や家事の見習いという位置づけがなされていた。雇用者夫妻の身の回りの世話をはじめ、外出のお伴、子弟の養育、仏壇回りや上座敷の掃除などを担い、使いに出る際、帰宅した際には雇用者夫妻に口上を述べた。また、雇用者宅を訪ねる客人への接待を通じて、物言いや挨拶 の仕方を会得しつつ、人物を見る目を養ったとされる。並行して、裁縫生け花お茶 などの女性としてのたしなみを身につけた。上女中を経験した女性の多くは、武家や商家の妻に納まっている。

ウィキペディア 女中 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E4%B8%AD

(2013/1/12作成、2015/9/2改定)