~させていただきます問題

某テレビタレントが「見させていただきました。」という言葉遣いを使ってるのを聞いて、以前働いていた職場で注意されたことを少し思い出したので。

20代前半のころ、上品な年配の人が経営されている会社で働いていた時のことなんだけれど。

お客様に対して「確認させていただきます。」という言葉で対応していたら、「確認いたします。」と言うように指導されました。

その時、私は、テレビタレントの言葉遣いに影響を受けて、「~させていただきます。」という言葉遣いになっていた。

 

×「確認させていただきます」

○「確認いたします。」

×「見させていただきます。」

○「拝見いたします。」または「拝見します。」

基本的には、自分側が行うことを、
(1)相手側や第三者の許可を受けて行い、
(2)そのことで恩恵を自分が受けるという事実や気持ちのある場合
に使われる。

(1)(2)の条件を、どの程度満たすかによって 「発表させていただく」など 「…(さ)せていただく」を用いた表現には、適切な場合と、余り適切だとは言えない場合とがある。


○「そちらの会場を使わせていただくことになりました」

○「今日は早退させていただきたいのですが。」


× 来月退社させていただくことになりました。

〇 退社することになりました

「退社させていただく」も、「会社を辞めたいんです。慰留しないでください。お願いです。辞めさせてください」と直談判した末に退職を許されたのならともかく、辞めるという事実を謙虚に告げるだけなら、「させていただく」は要らない


参考 "丁寧"のつもりが、"慇懃無礼な印象"に?!『させていただく症候群』 - NAVER まとめ

ちなみに、その年配の方と話している時に、「ばあさん」がって話していたら、「おばあさまね」ってたしなめられました(^_^;) 上品な人だったからなあ。

その職場で先輩(女性)に「あのおっさん」と話していたら、「そんなこと言っちゃだめだよ(笑)」って言われたこともあったなあ。

それ以来「ばあさん」「おっさん」という言葉は使わないようにしている。(ふだんはつかわないけど、その時は腹が立っていたので使っていた。)「おばあちゃん」「おばあさん」「男性」といった言葉がいいみたい。

 

でも、そのあと別の男の子が多い職場でアルバイトした時には、大学生が多かったのにもうすこし悪い言葉も使われてたなあ。やっぱり男社会の方が言葉遣いが荒いのかなあ。嫌な感じではなかったんだけれど、一応私はその言葉は使わず、ほかの言葉に言い換えていました。そこの職場でも、だんだん私と話す時は、合わせてくれたなあ。私が合わせていた方が一種の仲間意識ができていたのかも、とも思うけれど、でも、その言葉に関してはそれでよかったのかも…。 

(そういえば、弟が高校生のころ電話で話している時、「俺」って言っているのを聞いてびっくりしたことがある。家族の前では「僕」としか言っているのしか聞いたことが無かったので。)

 

小学生のころ、同級生のある女の子からある言葉を聞いたことがあって、家族に対してその言葉を使ったら、嫌がられたこともあったので。「○○(姉)も○○(弟)も『○○○○○』なんて言ったことないよ。○○(私)だけだよ。」って母から言われたことがあって、その反省もあり…。

彼女、当時、不良っぽい女性アイドルのファンだったからなのかなあ。アイドル誌に不良のころの悪いエピソードを載せたり(私もやられたことがある。仲がよかったこともあったのに、こっちはなにも悪いことしていないのに、なんでいきなりそんなことをしてくるのか当時はわからなかったけれど、雑誌の記事に影響されていたんだろう…。抗議したら、それからやらなくなったけれど。)、汚い言葉を載せたりしていたらしい…。読者の小学生が真似することもあるのに…。