1990年代の日本って英語を義務教育で教わるのにも関わらず、地方都市の学生が洋書を自分で買おうって思っても気軽に買える環境になかった。(年に一度ぐらい、学校で購入できるぐらいだったなあ…。)
最近は図書館で英語の絵本を置いているところも増えてきたし、ネット通販で洋書を購入したり、Bookをダウンロードで入手できるようにもなったけど……。
今は、日本全国の一般書店で手に入る本としては、講談社バイリンガルブックスや、講談社ルビーブックスや、講談社英語文庫等が出ている。
講談社バイリンガルブックスは、(原文の)日本語と英語の対訳になっている。日本に興味があったり、日本に住んでいる外国人に向けたシリーズなのかな。
- 日本文化の紹介本(『イラスト日本まるごと事典』『英語で話す「日本」Q&A』『英語で読む日本史』『代表的日本人』『英語で日本料理』他 )
- 日本の古典(『よりぬき徒然草』『茶の本』『五輪書』『武士道』『まんが日本昔ばなし』他)
- 講談社の人気漫画(『あさきゆめみし』『サザエさん』『ちはやふる』『のだめカンタービレ』『攻殻機動隊』他)
がラインナップされている。英語に翻訳されて外国で広く読まれている日本の古典も多く紹介されているみたい。日本人が日本の文化を知るために読むのにも適していると思います。
講談社ルビーブックスは難しい英単熟語には日本語でルビが振られているので、英和辞典を引かなくても読み進められるの。 『アルジャーノンに花束を(FLOWERS FOR ALGERNON)』、『そして誰もいなくなった(AND THEN THERE WERE NONE)』、『夏への扉(THE DOOR INTO SUMMER)』等、英語圏の名作がラインナップされているのでお薦め。
私がもし高校生や大学生ぐらいでこれから英語を勉強しようっていう時だったら、itunesで原書のオーディオブックが出ている講談社ルビーブックスの本を、オーディオブックと本と両方購入して、1冊ぐらいは読んでみるかも。
- 作者: ロバート・A.ハインライン
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
- 発売日: 2000/06/09
- メディア: 新書
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小説って文学作品でもちろん読むこと自体はマイナスにはならないんだけど、問題は文学ばかり読むことによって他に割く時間が少なくなっちゃうっていうことで。
TOEICテストに出る英語のパターンや、ビジネスでよく使われるシチュエーションの英語とは違うのよね……。
仕事で使う英語の場合は、NHKテレビやラジオの英語講座や、ビジネス英語向けの本やCDで、基礎的な英語でビジネス英語を話す訓練をした方が、日常会話や仕事には応用しやすいみたいです。あと、基礎的な英語で話せると、英語が母国語でない外国人との英会話もしやすくなるみたいです。(もちろん、英語が第二言語でも、難しい英単熟語を使って流暢な英語を話す方もいらっしゃいますが…。)
あとは、TOEIC対策のあるような英会話教室に行って予習復習をしっかりとするとか。教材とか教授法が洗練されている気がする。
一番の近道は、何十人もの生徒のTOEICの点数が上がった経歴がある英語の先生に有料で教わることのような気もするけど……。