Negicco 「アイドルばかり聴かないで」

「普通の人はCDなんてもう買わなくなった」

って歌っているアイドル。インパクトが強くて、おもしろい。

あれってよく聞くと、女性アイドルに夢中な20代~30代の彼氏に嫉妬している女の子の話にも聞こえるけれど。でも、あの曲を聞いて、アイドルのファンを卒業した人は、男女問わず大勢いるんだろうな。

たぶん、彼女達はもう20代半ばぐらいだから。

きっと、20代半ばは大人の女性として見たら妙齢だけれど、少女らしさが売りになるアイドルとして見たらそろそろもう引退するような年齢に差し掛かってきているから、(一部を除いて活躍できるのは20代前半までだから…。普通の女の子だって10代半ば~20代前半だったらまだあどけなさが残っていてかわいい。)あんな歌を出せてたんだろうな…。

業界全体にダメージを与えながらも、彼女達だけ人気が出ているのは嫌だなって思う。マイナーなグループだったから出せた歌でもあるんだろうけれど。本音で言ってもらった方がわかることもあるし。薄々気がついていたけれど、やっぱり有料で提供する側もそんなふうに思っていたんだって。料金が発生する時だけ仕事で優しくしてくれる人よりも、身近にいる人の方を大事にした方がいいって。つまり、いつまでもアイドルに時間とお金と気持ちをかけているよりも、身近な人に時間とお金と気持ちをかけるべきだって、アイドルが忠告してくれているわけだよね。(実はファンにとても親身になっている曲なのかもしれない。)

 

(ぜんぜん周囲に親切に接してくれる人がいない時期なんかは、有料の仕事で優しくしてくれる人から優しさをもらうこともあって、そこから性格が優しくなっていったりすることもあるけれどね…。その辺を全部わかった上で、趣味として持つのがベストなのかもしれない。身近にいる人も趣味のことも別物として両方大事にすることができたら一番いいんだけれどね。)本質をついていておもしろい。でも、ああいう歌を出したら業界全体から嫌われるだろうなあ。

だって、店員が店に買い物や食事に来た客に聞こえるように、そのジャンルが好きなタイプの客の悪口を言っているようなものだから。


ってしばらく腹が立っていたんだけれど。冷静になってみると、本質を突いている。名曲だわ。これを聴いて、周囲の家族や友人に目が向いたら、また違った人生になってくるかもしれないし。ねぎっこ応援します。